M3-2020春 購入した音源と簡単なレビュー Part1

Music

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2020.03.02

巷ではコロナウイルスが原因で様々なイベントが中止になっておりましたが、対策を講じた上で予定通り開催されたM3-2020春。僕は実際に会場まで足を運びましたが、特に混乱した様子もなく普段通りスムーズに開催されていたような気がします。人も少なくて快適でした。(サークル側からするとたまったものではなさそうですが……。)

M3 - 音系・メディアミックス同人即売会

さて、そんな今回のM3で購入した音源の紹介と軽くレビューをしようと思います。

いつもはメタル系の音源を購入することが多いのですが、今回はメタル系であまり気になるサークルがいなく……(参加自粛されてるサークルも多かったというのもありますが)、その分今まではM3であまり買わなかったジャンルの音源にも手を伸ばしてみよう〜という感じで、結構謎い購入音源のラインナップになっております。

購入した音源と簡単なレビュー

Eternal Lives

Eternal Lives

新譜の「Mountain Peaks」と過去作の「The Alpaca Rider e​.​p.」を購入しました。

過去作では主にポストロックをベースに活動していたようですが、今作はアンビエント。アンビエントというキーワードから探索して見つけたサークルでしたが、ポストロックも好きなので過去作も1つ購入させていただきました。

「Mountain Peaks」は音数は最小限かつ音もシンプルな、とてもピュアなアンビエントミュージック。サウンドプロダクションも申し分なく、曲に引っかかりを感じる部分が無く非常に心地良いです。アンビエントとしてかなり良質な音源でした。おすすめ。

先に新譜を聴いてから「The Alpaca Rider e​.​p.」を聴いたのですが、1曲目のミニマルさは何となく新譜と通ずるものを感じなくもないです。こちらも良い。

2, 3曲目は一転して激しいロックサウンド。こちらも良くも悪くもシンプルな展開なので少し退屈に感じなくもない……決して悪くはないのだけど、ボーカルもしくは他の楽器が入ったらまた変わりそうな気配。

stargaze shelter – gaze//he's me

gaze//he's me

星宮とと(@hoshimiya_toto) | Twitter

見出しが少し分かりづらいけど、gaze//he's meというサークルと、そのgaze//he's meが星宮ととコラボしたユニットがstargaze shelterという感じらしいです。

stargaze shelterの「emulation e.p.」とgaze//he's meの「歪(distort)」を購入しました。

「emulation e.p.」ですが、トラックリストを見る限り一曲を複数バージョンを収録したものなのかな?と思って聴いたらバージョンの差異が結構あって驚きました。

それぞれのトラックには「mode: totonee, mode: 星宮とと」のどちらかが併記されていて、導入のトラックである1曲目のあとに始まる2曲目はJロックやアニソンなどの影響を色濃く感じるインディー/ドリームポップ。こちらには「mode: totonee」と書かれており、3曲目は「mode: 星宮とと」と書かれていて、曲調は大きく変わりアコースティック。

人格というか概念というかの違い(声色が若干違う?)かと思ったのですが、「星宮とと」というアーティストのコンテクストをイマイチ理解していないので詳細は分からない……。

そして、4曲目の「n Remix」はフューチャーベース。オリジナル(おそらく2曲目のもの)の展開を高い解像度で解釈した中々にエモいトラック。良い。というかオリジナルもマジで良いです。

つづいて、gaze//he's meの「歪(distort)」。

やはり同じ人が作る曲って何かしらの共通点があって、「emulation e.p.」に感じたポップの聴きやすさと自分の表現したいことのバランスの取り方が上手な印象を受けました。

「emulation e.p.」ではフレーズ自体はシンプルだけど複数の音色やエフェクトを使い分けていて、こちらではフレーズ自体が細かく動いて曲の詳細渡を高めている感じです。ロックが好きな人はこっちも好きなんじゃないかなぁ。

メゾネットメゾン

新譜の「またね、メランコリー」と、ロングスリーブTシャツを買いました。(M3でアパレルグッズ買ったの初めてだけど、カッコよかったんだ。)

メゾネットメゾンのジャンルはエレクトロニカだと思うけど、ロックっぽい曲もあるしジャンルを的確に定めるのが難しいタイプ。

本作の曲調は全体的にロー〜ミドルテンポで、色んな音が鳴っていてASMR的な気持ちよさがある。かと言って退屈なわけではなく、音がコロコロ変化するのは聴いていて楽しいし、曲の雰囲気とマッチしたボーカルがいるのも聴きやすさに繋がっている気がする。

各種音楽サブスクリプションサービスで過去作を配信しているようなので是非聴いてみて欲しい(今作に比べるとテンポ早めでノリが良いけど、普通にカッコいい)。こういう日本的な趣のあるエレクトロニカはレアだし、またこういう雰囲気の音源も出してくれると嬉しい限りであります。

Yataume Harp

梅田千晶

アイリッシュハープ奏者の梅田千晶さん関連のユニット、KOUCYAの「First」と、Nabanaの「はじまりの花」の2つを購入しました。

ハープが入るだけで曲に彩りが添えられますよね。両ユニットのテイストは少々異なりますが、どちらも牧歌的な時を過ごすのにもってこいの、アコースティックなケルト/北欧音楽。

KOUCYAはノリが良く明るい気持ちになりますね。Nabanaはケルト音楽の中でも環境音楽的なゆったりとした曲が多く心が落ち着きます。こういう曲は幾らあっても良いものです……。

タニクミとオオフジツボ

Akihisa Tsuboy Direct powered by BASE

FFCC, 11などの作曲家として有名な谷岡久美さんとアコースティックバンド・オオフジツボのコラボサークルです。

新譜が出る予定だったらしい?のですがリリースされず、僕は今回のM3で初めて本サークルを知ったので旧譜の「アレキサンドライトの冒険」を購入しました。

生楽器のリアルな質感の音で奏でられるゲーム音楽のような雰囲気の曲の数々です。どこか懐かしくなるような、何となくその世界に居たことがあるような……とてもゲーム音楽的です。

近年ではゲームハードのスペックも向上し、ゲーム音楽も自由な表現で鳴らすことが出来るようになりましたが、まだまだ生音で収録されたBGMが流れるゲームはかなり少ないと思われます。

ゲーム音楽はやはり「環境音楽」に属するものではありますので、そのような調整が曲にも加えられていますが、本作は各楽器のニュアンスまでハッキリと聞き取れる味付けの少ない臨場感のあるミックスです。とても聴いていて楽しい。

ゲーム音楽が好きな人は買って損はしないと思います。おすすめ。


ちょっと買った音源が多いので今回はここまで。次回で終わると思います。